なるほどFLASH講座
 読売新聞テレビCMをヒントに行ったFLASH実践例です。
ホームFLASH > おもしろ感じ漢字テスト
■おもしろ感じ漢字テスト
【先生】みなさんはこのテレビCMを見たことがありますか?読売新聞社の「どうなる日本の教育」というシリーズものです。ほら、「金所のおじさん」ってテロップが出た後に金ピカのおじさんが街を歩いていたり、「暴水時計」の後には腕時計から水が思い切り噴出してきたり・・

【生徒C】ああ、見たことある。「倍雨前線」とかってやつね。

【先生】そうです。あれ、面白いですね。あのCMは実際にあった小学生の漢字テストの間違いから作っているのだそうですよ。

【生徒】へぇ〜。

【先生】それで、先生ね、これは授業にしたら面白い・・って感じたんです。あのCMは問題提示に1秒・誤字の提示に1秒、そしてそれを面白おかしく映像にしたものが2秒の合計4秒なんです。4秒でこれだけ笑いが取れる。これは授業でやってみようと思ったわけです。

【生徒D】じゃあ、私達にその面白い誤字を見つけて来いと・・・

【先生】そうなんですよ。ただ、実際の漢字テストから見つけて来るのは大変なので、あったら面白いなっていう誤字、あるいは皆さんが今までにしちゃった面白恥ずかしい誤字、コンピュータの漢字変換で出てきた誤字・・そういったものの中から面白アニメになりそうなものを選んで下さい。では、プリントを配ります。ここに下書きをして下さい。

【生徒】ざわざわざわ・・。げらげらげら・・。

【生徒A】Dちゃん、それ面白い。使わせて〜。

【生徒D】だめだよ、A。それは著作権侵害だぞ〜、ねえ先生。

【先生】ちょうど良い。ちょっと話をさせて下さい。皆さん、ちょっと作業を中断してこっちを向いてくれますか?今、著作権に関してDさんから質問があったのです。

 皆さんはこの課題を次のような流れで行います。「1.アイデアを出す」「2.それを下書きにする」「3.それをパソコンで作る」「4.それを先生に提出する」この途中で誰かに勝手にそれを使われてしまう・・というか分かり易く言えばパクラレテしまったとしましょう。どの段階なら許せますか?

【生徒】ざわざわ・・

【先生】はい、じゃあこれからアンケートを取ります。一つだけ手を上げて下さい。
まず1番「アイデアだけなら盗まれても構わない」・・パラパラ数人が手を上げる。
では2番「下書き段階までなら盗まれても構わない」・・0
では3番「パソコンで作ったファイルが盗まれたって構わない」・・0
では最後「一切許せない」・・大多数
ほう・・そうですか。ほとんどの人が「どの段階であれ、盗まれたら許せない」と感じているんですね。だから、どの段階だって盗んじゃ駄目ですよね。著作権の問題はほとんどが加害者側に罪の意識がないものです。是非自分が逆の立場だったら・・と今のように考えられるようにして下さい。
 ちなみに著作権法においてはどの段階から保護されるかというと、実は下書き段階からなのです。つまり、アイデアとして口に出しただけでは著作物とは言えず、それをパクラレタからと言って文句を言うことは出来ません。だから、この実習においても、面白いからと言ってはすぐに口には出さないようにしましょう。

 Dさん、良いですか?

【生徒D】はい。でも、先生・・・先生は今このCMをパクッテるんじゃないですか?

【先生】するどい指摘ですね。
 ・・・・・
 実は・・・実は、この授業を実践するにあたって先生は読売新聞社の著作権担当の方にメールを送っています。あのCMを元にした授業を行って良いかどうか、伺っているのですよ。いや〜返事が早かったですね。何度かやり取りしたのですが、結果としてこちらの希望を聞き入れてくれて実施しても構わないとの許諾を頂きました。
 特に先生の場合、こうして実践事例を公開もしている訳ですから、どの段階まで許されるかというところまで詰めてありますよ。まあ、抜かりありません。許諾申請をするというのは一般に凄くハードルが高く感じられるかも知れませんが、そんなことはありません。むしろ勝手に使うことの方がはるかに大きな問題行為ですから、そんなこともこの授業の中で学んでもらえるとうれしいですね。





ホームへ戻る