なるほど模擬授業
 情報のディジタル化を体験的に学ぶアプローチ第2弾です。
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■ディジタル壁画を作ろう
【先生】みなさん、前回予告しましたが、HBの鉛筆を持ってきてくれましたね。これから小さな紙を渡しますので、そこに色塗りをしてもらいます。(紙を配布)

【生徒A】なんだかびっしりと0から7までの数字が書いてありますよ。

【先生】はい、これは先生の方で準備しておいたのですが、一枚一枚書かれている数字が違っていると思います。

【生徒A】本当だぁ。 まさか、この番号と同じ色を塗るんじゃないでしょうね。

【先生】その通り。色番号と色見本がありますね。その見本と同じ位の濃さで色を塗ってください。つまり8階層の色塗りになります。

【生徒G】え〜!一体いくつのドットがあるんですかぁ?

【生徒A】え〜とねぇ、縦22と横22だから、えっと・・484ドットだ。

【先生】正解、さすがですね。皆さんが一人一人きちんと色を塗ってくれたらこれを張り合わせます。そうすると一枚の絵になります。いや、たぶん、なるはずです。

【生徒D】先生、「たぶん」ってどういうことですか。

【先生】先生もこの授業を始めてやるので、今ひとつ自信がないのです。先生の計算がすべて間違っていなければ縦1m横2mくらいの絵というか、壁画ができあがるはずなのですが、もし間違っていたら・・・。

【生徒D】先生を信じるしかないってことですね。でも、このクラスだけでやるのですか?

【先生】いえ、学年みんなでやりましょう。だから240人つまり240枚の合作なのです。

【生徒D】もし間違っていたら240人を敵に回すかもしれませんよ。

【先生】先生も覚悟の上です。皆さんも頑張ってください。実は面積は小さいのですが、これだけのドットを埋めるのは相当しんどいはずです。

【生徒E】でも塗りには個人差があるんじゃないですか?

【先生】その通り!だから気持を一つにしてやって下さい。

22×22のドットを鉛筆で塗っている様子※生徒の気持ちを集中させるために共同作業は効果的です。多かれ少なかれ各個人に責任感が生じるからかも知れません。この実習では塗りが始ると、教室内が驚くほど静かになります。


6枚を張り合わせた壁画の顔部分【生徒D】同じ番号がさあ繋がってると楽だよね。

【生徒F】そうね。あれ、○○ちゃんのと私のって繋がるんじゃないの?本当だ!あっ□□君のも繋がる。あっ、顔になったぁ〜、すごーい!!

【先生】よっしゃー!私の計算に狂いなどあろうはずがない!

【生徒D】先生、さっきとは随分態度が違いますね。でも、こういうの見ちゃうの今までの疲れが吹っ飛ぶよ。

【先生】そうですね、後は他のクラスも皆さんと同じように、一生懸命作業してくれるかどうか、ですね。




――――――――――次の時間―――――――――――

【生徒D】先生、この前の壁画は完成しましたか?

【先生】よくぞ聞いてくれました。では、こちらを見てください。じゃじゃーん!

【生徒達】わぁーっ!すっごーい!

ディジタル壁画全体図【先生】はい、240人で作った、横2m縦1mの壁画の完成です。一人一人の紙は小さくても240枚揃えば迫力がありますね。これは、技能員さんにお願いして大きな板に張ってもらおうと思っています。末永く学校に置いて貰えればと思っていますが・・。


【先生】ところで、ここで、問題です。この壁画の情報量はいくつでしょう?

【生徒B】先生は私達の感動に水を差すんですね。

【先生】ある時には非情にならなければこの仕事はやっていけません。

【生徒A】一人のドットが22×22で484だったでしょう。これが240人いるんだからさらに240掛けて、11520ドット、つまり11520ビットってことになるね。へへん。

【生徒C】残念でした。ドット絵の時は1ドットが白か黒で1ビットだったけど、これは8色だから、1ビットの情報量が増えるんでしょう、先生。

【先生】その通り、じゃあ、1ドットは何ビットですか。

【生徒D】8色だから、8ビットでしょう。

【生徒G】え〜、わからない。

【先生】はい、じゃあこれは宿題にしましょう。1ドットは何ビットか。壁画全体で何ビットになるか、あるいは何バイトになるか、あるいは何kバイトになるか、計算してきて下さい。では、終わりにします。






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